車載HMIのプロトタイピング 〜デザイナーが運転席を次のレベルに〜

2024/03/19

プロトタイプは、デザイナーにとって必要不可欠なツールです。優れたプロトタイプを作成できれば、革新的なアイデアを表現し、製品が実現可能であることを関係者に説得することができます。

しかし、ヒューマンマシンインタラクション(HMI)のための自動車のプロトタイピングは複雑なため、現場のデザイナーは長らく開発者やエンジニアの後塵を拝してきました。

しかし、ProtoPieを使えば、そのような時代は終わりを告げることになるでしょう。

デザイナーが自動車のプロトタイプを作るべき理由

IDEOのパートナーであるトム・ケリー氏はかつて、「写真が1000の言葉に値するなら、プロトタイプは1000のミーティングに値する 」と言いました。

(これは私が本当に信じている言葉です。)

製品の企画案を検証する際には、静的なUXデザインや複雑な専門用語が飛び交うミーティングだけでは、アイデアの実現にはほとんど役立ちません。

デザイナーがプロトタイピングの最前線に立つことで、企業がより良くなることは明らかです。その理由を以下で説明します。

自動車のプロトタイプ

1. 時間とコストの節約

プロトタイピングは、実装前に設計のアイデアを伝えるのに役立ちます。実装前の段階で何がうまくいき、何がうまくいかないかがわかれば、チームや会社のエンジニアの労力と時間を節約できます。

2. 思い込みによる失敗を避ける

プロトタイピングでは、多くのデザインの可能性を探り、検証することができます。デザイナーとして、時には方向性を見失い、チームにアイデアを提出する前に自信をなくしてしまうこともあるでしょう。プロトタイプは、自分自身のアイデアに利点があることを、自他ともに納得させる助けとなります。

3. エンドユーザーに実際に体験してもらう

プロトタイピングは、実際のターゲットユーザーからフィードバックを得るための最も費用対効果の高い方法です。多くの製品のローンチが失敗したのは、人々が何を求めているかを正確に予測できなかったためです。製品をヒットさせるためには、フィードバックが必要です。つまり、ユーザーに実物を試してもらう必要があるのです。

しかし、このような利点があるにもかかわらず、自動車業界のデザイナーは忠実度の高いプロトタイプを作るのに苦労しています。多くの場合、カーデザイナーは非現実的なクリックスループロトタイプに頼るか、プロトタイピングを開発者に任せています。


しかし、そうである必要はありません。車載HMIのプロトタイピングに関する以下のビデオで詳しくをご覧ください。

https://youtu.be/oaUGkPlXPUQ

HMIはより複雑に - プロトタイピングもしかり

昨今のデジタル製品は複雑化しているのでは?と疑問に思う方、まさにその通りです!特にHMIに関しては複雑化が進んでいます。

デジタルプロトタイピングが近年ますます複雑になっている理由には、3つの要因があります。それぞれについて見ていきましょう。

1. コネクテッドデバイス

人間とテクノロジーの関係は直線的なものとは大きくかけ離れています。現代では、人々はそれぞれお互いに接続された複数のテクノロジーと相互作用しています。

プロトタイプ コネクテッドデバイス

世界中で導入されたIoT接続デバイスの数は、過去7年間で2倍以上に増加しました。統計によると、2025年までに、一般的な人々は、スマートフォン、ウェアラブル端末、スマートメーターなど、平均で9台のコネクテッドデバイスを持つようになると予測されています。

2. ハードウェアとソフトウェアの統合

Lucid Airという車をご存知ですか?HMIソフトウェアとハードウェアの車内UXの統合が、プロトタイピングプロセスを少し複雑にしたことを示す格好の例です。

ハードウェアとソフトウェアの統合

運転席には4つのHMIディスプレイがあり、ステアリングホイール(ハンドル)にはいくつかのボタンが装備されています。

これらのコンポーネントはすべて、シームレスなユーザー体験のために通信し合って動作します。

3. マルチモダリティ

最新のHMIはマルチモダリティに対応しており、タッチスクリーンだけでなく、音声コマンドや手のジェスチャーも使用できます。高級車の中には、ユーザー入力やセンサー信号による触覚フィードバックをサポートするものも存在します。

マルチモダリティ

例えば、新型BMW 3シリーズには、音声コマンドと手のジェスチャーの両方をサポートする高性能なAIアシスタントが搭載されています。

これらの新機能はユーザーにとっては魅力的ですが、テクノロジーに疎い自動車業界のUXデザイナーにとってはそうではありません。実際、自動車業界のデザイナー10人中8人が、忠実度の高いプロトタイピングは「とても難しい」と感じています。

大半のデザイナーはエンジニアに大きく依存しています。では、どうすればHMIソフトウェアにおける自動車のUXをデザイナーにとってより簡単にすることができるのでしょうか?

高忠実度(ハイフィデリティ)のクルマ向けプロトタイピングは複雑である必要なし

ここまでで、人間とテクノロジーの関係性、特に自動車業界におけるインタラクションが、今日ではより複雑になっていることが分かりました。

しかし、これらのプロトタイピングを複雑にする必要はありません。

ここでProtoPieの出番です。

ProtoPieで作られたプロトタイプの例を見てみましょう。

1. 弊社の音声プロトタイピング機能を使えば、あらゆるHMIと実際の音声インタラクションを行うことが可能になります。音声コマンドを実行し、それを声に出すことができるのです。さらに、Google Assistant UXチームとのコラボレーションにより、ProtoPieは52の言語と方言をサポートしています。あなたの母国語で音声コマンドを作成できます。アクセシビリティ、音声検索、音声アシスタント、ディクテーションアプリなど、さまざまな用途に対応したリアルなプロトタイプを作成できます。

HMI Protopie

2. Arrivalのデザインチームは、実際の完成品とまったく同じデザインのプロトタイプを製作しました。彼らは、本物のエンジン、ペダル、ステアリングホイール(ハンドル)、右側にスクリーンを備えたシミュレーターを使ってプロトタイプをテストします。このシミュレーターとプロトタイプを使うことで、ドライバーが実際に運転する際に、スクリーンをどのように操作するのか、人間工学的に調べることが可能になります。

さらに、コントローラーがどのような操作を行い、それがスクリーンのインターフェイス上でどのように見えるかを観察することもできます。例えば、ギアボックスのストップを押す(車を止める)、ハンドルを切る、アクセルを踏むなどの動作がこれにあたります。

このようなインタラクションをテストできることで、必要に応じて、早ければ翌日に、迅速なフィードバックと新たなイテレーションを得ることができる。

完成系に近いプロトタイプ

3. ProtoPie Connectでは、本物の車との統合も可能です。速度、タイヤ空気圧、AC温度、燃料レベルなど、幅広い実車テストをOBDポート経由で受信できます。これにより、リアルタイムのデータを即座に受信して処理し、それに応じてプロトタイプを作成することができます。例えば、以下の動画におけるデモでは、OBD2ポートを介して信号を受信し、ダッシュボードのプロトタイプにスピードメーター、回転計、ガスメーターを表示しています。

https://youtu.be/D3cAlSptQ-M

4. ProtoPieは、自動車用だけでなく、あらゆるカスタムハードウェアとの統合が可能です。Arduinoを使えば、コードを一行も書かずに家電製品のノブを設計し、テストすることが可能です。以下の動画は、Boschのために作られたデモで、ノブを回すとそれに応じて画面上のダイヤルが回転します。

Arduinoプラグインの詳細はこちらからご覧ください。

https://youtu.be/OYY2tcM1ZIc

5. 以下の動画は、Piki Burgerのために作られたデモで、複数のデバイスがどのように相互に通信できるかを示しています。動画では、キオスクを使ったモバイル決済システムのシンプルな操作方法を紹介しています。まずは食事の選択、オプションの追加、支払い方法の選択を行います。続けて、携帯電話の背面をキオスクのタグにタップするだけで、支払いを完了することができます。

https://youtu.be/fP0J_4aNzn0

エンジニアいらずの多角的な車載HMIの設計

以下で今回ご紹介した内容をおさらいします。

  1. プロトタイピングは非常に価値のあるプロセスであり、デザイナーが最前線でリードすべきものである。

  2. 人間の言語に基づいた方法を使えば、より直感的なプロトタイピングの方法を見つけることができる。

  3. 直感的な方法は、複雑で忠実度の高いプロトタイピングに適応できるよう拡張可能でなければならない。

  4. このようにして、デザイナーはエンジニアのサポートなしに多角的なHMIをプロトタイプすることができます。

今すぐデモを予約して、ProtoPieがどのようにこれらを可能にしているのかをご確認ください!

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Address : ProtoPie Building, 37-6, Hoenamu-ro 13ga-gil, Yongsan-gu, Seoul 04344, Republic of Korea

CEO : Tony Kim

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